銀歯やセラミックの削る量
被せものを作る際に歯の周囲をグルリと削るわけですが  どれほど削る必要があるのか?気にされる方もいらっしゃるかと思います。
こちらの写真は削るステップが終わり、型取りをするところです。何故このような形にするのかということですが…   
この写真の青いラインが元々の歯の形です。そして、これから被せものを入れて回復させたい形でもあります。
この写真の赤い矢印は削った量を示しています。
つまり、 削る量=素材の厚み なわけです。
素材によっては削る量を増やして厚みを確保する必要があったり、頑丈な素材(削る量が少なくて済む素材)であってもあまりに削る量が少ないと厚みが薄すぎて強度が確保できなかったりします。
そして被せものが入った状態です。
(たまたまこの写真は1本だけの被せものではなく、2本の歯で3本を支えるブリッジという被せものですが…)
一般的に削る量は少ない方がいいというイメージがあると思いますし、必要以上に削るのは当院としても不本意です。
しかし治療法として被せものを選択、または適応になった場合、最低限必要な量を削らないのも医療として問題があります。 ご理解いただけると幸いです。