そもそもインプラントって?
 
歯科治療にインプラントが応用されるようになって久しいですね。一般的にもそういう治療法がある…ということは周知されているかと思います。
改めて説明しますと、歯を失った部位の骨に歯の根に見立てたチタン製の部品を植えて、骨とくっつくのを待ち、そこから歯を作ったりする治療です。
 
インプラントを骨に植えてくっつくには一般的に下顎は2~3ヶ月、上顎が3~4ヶ月と考えています。そこから歯や入れ歯を作るのには1ヶ月程お時間を頂いております。
しかしこれはスムーズなケースであり、実際の臨床ではさらに期間が必要なことが多いかと思います。例えばお飲みになっているお薬によっては植えてから半年の待機期間を頂くこともあります。
上顎では副鼻腔、下顎では骨の中を通る神経があり、それらとの距離が近いとダメージを加えてしまう可能性があるため治療をお断りすることもあり得ます。また、骨粗鬆症や糖尿病等の持病があると骨とくっつきにくくなる可能性が高まります。
インプラントは保険適応ではないので自費診療になります。1本骨に植えるのに¥198000、歯の形状のものを作るのに¥180000頂いております。入れ歯のパーツだと¥100000前後になるかと思います。
しかし患者さん個々の状態、希望で植える本数、歯の形状で仕上げるのか入れ歯なのか等、変化は様々なことから、CT撮影等を終え、ある程度診断が済んで正確な見積もりを出させて頂いております。